随時更新します。
台風12号の影響も少しありましたが、鈴鹿8時間耐久レースは無事に開催されています。
”#ハンパない”夏はどうなるのでしょうか?
8時間耐久レースですから、まだまだ見どころはいっぱいです。
レース状況
台風12号の影響でイベントが中止、変更になるなど、スケジュール面で乱された鈴鹿8耐ですが、台風は28日深夜に三重県を通過し、29日の朝は青空となりました。
晴天のレースと思いきや、スタート30分前になって急に雨が降り出しました。
路面はウエットコンディションになり、大忙しです。
各車急いでウエットタイヤに交換し、11時30分にルマン式スタートで8時間の熱い戦いが始まった。
#11 カワサキ・チームグリーン と #21 ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームのバトルが熱いです。
予選さながらのバトルの予感です。
しかしプライベートチームによるオイル漏れにより3度目のセーフティカー導入。
セーフティーカーが何周にもわたって介入している間に天候は雨から晴れ、晴れから雨へと刻々と変わった。
198周 #21 ヤマハ・ファクトリー・レーシングがトップでチェッカー。
4連覇おめでとう!!!!
2位 #33 Red Bull Honda with 日本郵便 ホンダワークス
140周 ようやく40分間ほど入っていたセーフティカーがコースから離れ、レースが再開。
トップはレッドブル・ホンダwith 日本郵便のジェイコブセン。
2秒差でヤマハ・ファクトリーのマイケル・ファン・デル・マーク。
転倒し一度ピットへマシンを入れたカワサキ・チームグリーン。
渡辺一馬にライダー交代して1周遅れとはいえ3番手のままでコース復帰した。
139週 ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームもタイヤ交換でピットに入り
スリックタイヤで走行を続けていた3番手のカワサキ・チームグリーン。
ジョナサン・レイが、スプーンカーブでスリップして転倒。大きな損傷なし。
138周 レッドブル・ホンダwith 日本郵便がタイヤ交換でピットイン。
74周 #33 Red Bull Honda with 日本郵便がトップ
66周 #88 CLUB NEXT&MOTO BUMが転倒。
マシンから火が出て芝生に燃え広がってしまうアクシデントが発生。
これでセーフティカーが導入され、混戦状態に。
64周 #11 カワサキ・チームグリーンのレオン・ハスラムが再びトップに。
またしてもスプリントレースのような激しいバトルが展開された。
66周 #21 ヤマハ・ファクトリーのロウズがトップに。
58周 #11 カワサキ・チームグリーンのレオン・ハスラムが首位を奪還。
20周 #11 カワサキ・チームグリーン レイがトップに浮上
7周 #33レッドブル・ホンダwith日本郵便の高橋巧が順調にトップを走行。
2番手以下に約9.5秒の差をつけて独走態勢。
2周 #33レッドブル・ホンダwith日本郵便がトップ
これからの展望
やはり3強の#11 カワサキ・チームグリーン、#21 ヤマハ・ファクトリー、#33レッドブル・ホンダwith日本郵便の争いと予想される。
ただし、鈴鹿8時間耐久には数々のドラマがあったので、今年もどのような展開が待っているのか予想がつかない。
ポイントは天候と6時間を経過したあたりではないだろうか?
注目チームは?
やはり、この3チームが有力だろう。
#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行/アレックス・ローズ(英)/マイケル・ファン・デル・マーク(蘭)
#33 Red Bull Honda with 日本郵便
高橋 巧/中上貴晶/パトリック・ジェイコブセン(米)
#11 Kawasaki Team GREEN
渡辺 一馬/レオン・ハスラム(英)/ジョナサン・レイ(英)
打倒ワークスのこのチームも忘れてはいけません。
ヨシムラ スズキ MOTUL
津田 拓也/シルバン・ギュントーリ (仏)/ブラッドリー・レイ(英)/渡辺一樹
8耐の歴史を支えて来たヨシムラは、第1回から参戦し続けている唯一のチームです。
巨大なワークスチームHondaと町工場のチューナーヨシムラの戦いは、鈴鹿8耐の目だまといってよいでしょう。
不屈の精神は、時に、巨大な企業をも倒してしまうと、鈴鹿8耐ファンの心を熱くしました。
これまで4度の勝利を数え、今季は5勝目に挑む。
追記
過去の感動画像
1985年 テック21 平忠彦/ケニー・ロバーツ
ヤマハはこの1985年の8耐はFZ750をベースとした全く新しい戦闘力の高いFZR750と、1983年にWGPを引退したケニー・ロバーツを起用し必勝態勢でのぞみました。
幕を開けたレースでは、予選でケニーはいきなり1’19.956というスーパーラップでポールポジションをゲット。
決勝ではスタートでエンジンがなかなか始動せず大きく出遅れ、最後尾まで順位が落ちたにもかかわらずケニーは異次元のスピードで抜き続け、わずか20周で2位に立つというドラマチックな展開に観客は酔いしれました。
ケニーと交代した平はトップを走るワイン・ガードナーを38周目に抜き去り、とうとうヤマハはトップへ浮上。
そうして鈴鹿サーキットには夜の帳(とばり)が降り始め、各車ヘッドライトを点灯させ夜間走行の時間帯へ・・・。
誰もがヤマハの初優勝を確信していた残り32分。前年同様、チェッカー目前で再びエンジンブローが起きてしまったのです。ここからのシーンは多くの方のご記憶に残っていることでしょう。
マフラーから少量の白煙を上げながらゆっくりとコースの端をスロー走行するFZR750。
ピットロードに入る最後の瞬間、前年上野選手がホームストレートでマシンを押してチェッカーを受けた事が平の脳裏をよぎったのか、急にマシンを再びコースに向けホームストレートをゆっくりと下るマシン。
そしてピットウォール越しに前川監督と少し会話を交わしたあと、マシンを降りてヘルメットを脱ぐ平忠彦。ライトが点いたままピットウォールに静かに立てかけられたマシン。あまりに衝撃的であっけない幕切れでした。
新しい4ストロークエンジンの開発を進めてまだ2年目のヤマハは、全日本選手権でも世界選手権でも苦しんでいました。
出典;ヤマハ発動機
今も語り継がれる、名シーンです。
追記
なぜ?高橋名人
全国無料放送のBS12 トゥエルビ『鈴鹿8耐』生中継に、あの高橋名人が番組副音声ゲストとして登場します。
「高校1年で初めて原付免許を取得して以来、42年間バイクの魅力に取りつかれています。バイクの魅力は何と言っても、自動車の運転以上にある『自分で操縦している』感覚です。私はバイクツーリングが専らの趣味ですが、ゲームは1時間でも、バイクなら8時間乗っていても疲れません(笑)。現在運転しているGOLD WINGには奥さんを後ろに乗せて走行することもしばしばですが、ツーリング中は一緒に美しい景色をみながら、ヘッドセットを通じてあれこれ会話をしたりと長い結婚生活ですが、お陰様で順風満帆です。」
「高校時代に読んだ、当時一世を風靡したバイクレース漫画『バリバリ伝説』を通じて、鈴鹿8耐を知りました。昨年は初めて鈴鹿サーキットを愛車で走行する機会にも恵まれ、小さい粒状のアスファルトは水はけやグリップも良く、思わずストレートハイスピードアタックでは普段の走行速度よりも速い180kmを叩き出し興奮しました。今回、鈴鹿8耐のレースは初めて生で観戦するので、非常に期待しています。前日のトップ10トライアルでのタイムアタックもウォッチしたいですね。1周のタイムにかけるコーナリングのシビアな攻め方などにも興味があります。
当日は16時から約1時間、番組副音声ゲストとして、バイクレースの魅力や楽しさをお伝えする予定です。ただもっとしゃべりたいんですけどね、時間が足りないかも(笑)
視聴者の皆さん-特に今の若い人は、私たちの世代とは違って、バイクや自動車などへの関心が薄くなっていると言われているなか、『バイクって実はこんなに面白いんだよ』ということを伝えられたらいいなと思っています。ぜひご覧ください。引用;SankeiBiz
出典;SankeiBiz