樋田容疑者が逃亡したのは8月12日のことです。
10日以上も逃亡を続けています。捕まらないのは何故なのでしょうか?
いくつもの失態が重なり容疑者の逃走を許しています。
大阪府警は猛省すべきではないでしょうか。
追記(2018/9/29)
山口県周南市にある道の駅で餅や菓子パンなど食料品5点を万引きして現行犯で逮捕されました。(逮捕の詳細はリンクを確認してください)
逃走犯の顔写真
現在逃走中の樋田淳也容疑者の名前の呼び方は「ひだじゅんや」。
住所不定の無職
身長:163センチ
特徴:中肉、左腕に手術痕、左ふくらはぎに動物の刺青
逃走時の服装:黒色長袖ジャージ・黒色Tシャツ・灰色スウェットズボン・留置場サンダル
樋田容疑者は、どのような犯罪を犯したのか?
どのような犯罪で服役していたのでしょうか?
樋田淳也容疑者は強制性交や強盗致傷などの疑いで逮捕されました。
そして、樋田容疑者は複数の罪で服役し、今年4月に刑務所から出所したばかりなのです。
その出所した直後から連続ひったくり事件を起こし、5月25日、窃盗事件で使用した盗難バイクを大阪府松原市の実家近くのガレージに隠したとして、盗品等保管容疑で逮捕されました。
その後、強制性交や強盗、住居不法侵入の疑いで3回再逮捕され2カ月半にわたって同署に勾留されていたということです。
多くの犯罪を犯している凶悪犯のようです。
逃走中なので、怖いですね。どこに居るのでしょうか?
逃走の経緯。なぜ脱獄できたのか?
勾留されていた大阪府警富田林署から逃げ出したのは、8月12日の夜です。
逃走する前、樋田容疑者はアクリル板で仕切られた面会室で、弁護士と接見していました。
接見時間が長いことを不審に思った署員が逃走に気付いた時には、接見終了から1時間半以上が経過していました。かなり悠長な対応に、あきれるばかりですね。
樋田容疑者は金属製の枠に接着剤で固定されたアクリル板を蹴破り、施錠されていない弁護士側のドアから逃げたとみられます。
府警は内規で設備点検を月1回以上と定めているがアクリル板の強度も確認する決まりだが、署は目視でしか点検していませんでした。
しかも、約30年前に設置してから、一度も交換していないという事です。
勾留中の容疑者や被告は、警察官らの立ち会いなしで、弁護士と接見でます。
刑事訴訟法で認められている、この「接見交通権」を逆手に取られたのではないでしょうか。
また、住民への周知が大幅に遅れたことも見逃せません。
事件発生を知らせるメールを署が発信したのは、逃走発覚から約9時間も後でした。
防災行政無線による注意喚起を富田林市に要請したのは、約16時間も経ってからでした。
署は「捜査を優先し、やるべきことはやっていた」と釈明していますが、大切なのは、住民に警戒を促し、安全を守ることだと思います。
住民の安全軽視と批判されても仕方がありません。
警察庁は都道府県警本部に留置施設の点検を指示しています。
施設面のチェックだけでなく、署員の気の緩みを正すことも大切ででは無いでしょうか?
気になる捜査状況
逃走されて以来、府警に寄せられた苦情は2000件を超えているそうです。
樋田容疑者は今回の逮捕容疑を含め、30件以上の犯罪歴がある凶悪犯です。
府警2万3000人の職員のうち3000人の捜査員を動員していますが、まだ逮捕には至っていません。
府警は樋田容疑者の顔つきや特徴を頭に叩き込み、駅や繁華街など雑踏の中から捜し出す「見当たり捜査」と呼ばれる手法で、今も行方を追っています。
捜査員は宿泊施設をはじめ、インターネットカフェや漫画喫茶に手配書を配布し、情報を呼び掛けているが、有力な手掛かりは寄せられていません。
4月に愛媛の松山刑務所から逃げ出し、広島県尾道市の向島の空き家を転々としながら、窃盗を繰り返した平尾龍磨受刑者の逃亡生活を参考にした可能性もあります。
特徴的な「うさぎ」の刺青
打ち出の小づちを持ったウサギが米俵に足をかけているような図柄の刺青を左足のふくらはぎにしているそうです。
下図は写真をもとに府警の捜査員が描いたウサギの刺青のイラストです。
出典;産経WEST
「うさぎ」の刺青について調べてみると以下の意味があるそうです。
・「飛躍」「繁栄」など、ウサギは縁起の良い意味を多く持っている。
・欧米ではウサギの足(ラビットフット)は「幸運」のモチーフとして有名。
その他の特徴としては、樋田容疑者は左腕に手術痕があります。