フィギュアスケートグランプリシリーズが2019年10月19日に第1戦アメリカ大会が開幕してから、2019年11月17日に第5戦ロシア大会まで終わり、グランプリファイナル出場が気になるところです。
残るは第6戦日本大会(NHK杯)でファイナル出場者が決まります。
ポイントランキング
気になるポイント計算方法
グランプリシリーズ6試合の順位に応じて下記表に応じた得点が与えられ、次の①~④の条件でグランプリファイナルの出場権が決まります。
①合計得点上位6選手。
②複数の選手が同点で並んだ場合は最高順位の高い選手。
③さらに最高順位も同じだった場合はスコア合計の高い選手。
④上位6選手の中に辞退者が出た場合は獲得ポイント7位以下の選手が繰り上がる。
各大会の順位に応じて与えられる得点は以下のとおりです。
順位 | 男女シングル |
---|---|
1位 | 15点 |
2位 | 13点 |
3位 | 11点 |
4位 | 9点 |
5位 | 7点 |
6位 | 5点 |
7位 | 4点 |
8位 | 3点 |
男子シングルポイントランキング(第5戦終了時)
順位 | 名前(国) | USA | CAN | FRA | CHN | RUS | JPN | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ネイサン・チェン (USA) ファイナル進出 |
15 | 15 | 30 | ||||
2 | アレクサンドル・サマリン (RUS) ファイナル進出 | 13 | 15 | 28 | ||||
3 | ドミトリー・アリエフ (RUS) | 11 | 13 | 24 | ||||
4 | 金 博洋(キン ハクヨウ) (CHN) | 5 | 15 | 20 | ||||
5 | ナム・ニューエン (CAN) | 13 | 7 | 20 | ||||
6 | 田中 刑事 (JPN) | 11 | 7 | 18 | ||||
7 | キーガン・メッシング (CAN) | 9 | 9 | 18 | ||||
8 | マッテオ・リッツォ (ITA) | 5 | 11 | 16 | ||||
9 | 羽生 結弦 (JPN) | 15 | X | 15 | ||||
10 | ジェイソン・ブラウン (USA) | 13 | X | 13 | ||||
11 | 閆 涵(エン カン) (CHN) | 13 | 13 | |||||
12 | モリス・クビテラシビリ (GEO) | 9 | 4 | 13 | ||||
13 | 宇野 昌磨 (JPN) | 3 | 9 | 12 | ||||
14 | カムデン・プルキネン (USA) | 9 | 3 | 12 | ||||
15 | デニス・バシリエフス (LAT) | 7 | 5 | 12 | ||||
16 | ケビン・エイモズ (FRA) | 11 | X | 11 | ||||
17 | マカール・イグナトフ (RUS) | 11 | X | 11 | ||||
18 | 友野 一希 (JPN) | 7 | 3 | 10 | ||||
19 | チャ・ジュナン (KOR) | 3 | 5 | 8 | ||||
20 | ニコラ・ナドー (CAN) | 4 | 4 | 8 | ||||
21 | 樋渡 知樹 (USA) | 7 | X | 7 | ||||
22 | セルゲイ・ボロノフ (RUS) | 5 | X | 5 | ||||
23 | ブレンダン・ケリー (AUS) | 0 | 4 | 4 | ||||
24 | アレクセイ・ビチェンコ (ISR) | 4 | X | 4 | ||||
25 | アンドレイ・ラズキン (RUS) | 3 | 0 | 3 | ||||
26 | ミハル・ブレジナ (CZE) | 0 | 0 | 0 | ||||
27 | アレクセイ・クラスノジョン (USA) | 0 | 0 | 0 | ||||
28 | 張 鶴(チョウ カク) (CHN) | 0 | 0 | |||||
29 | ロマン・ポンサール (FRA) | 0 | 0 | |||||
30 | イー・ジュリアン ジー ジエ (MAS) | 0 | 0 | |||||
31 | 島田 高志郎 (JPN) | 0 | X | 0 | ||||
32 | ロマン・サドフスキー (CAN) | 0 | X | 0 | ||||
33 | ダニエル・サモーヒン (ISR) | 0 | W | 0 | ||||
34 | ウラジミール・リトビンツェフ (AZE) | 0 | 0 | |||||
35 | パウル・フェンツ (GER) | 0 | 0 | |||||
36 | コンラッド・オーゼル (CAN) | 0 | X | 0 | ||||
37 | アントン・シュレポフ (RUS) | 0 | X | 0 | ||||
38 | 曹 志禕(ソウ シイ) (TPE) | 0 | 0 | |||||
39 | ロマン・サボシン (RUS) | 0 | 0 |
上位6名に入るためには①②③いづれかの条件を満たす必要があります。
①ポイント合計点が19点以上
②ポイント合計点が18点かつ最高順位が2位以上
③ポイント合計点が18点かつ最高順位が3位かつスコア合計点が483.65以上
気になる羽生選手の場合、
・7位以上で①の条件を満たします。
・万が一8位だった場合には、最高順位が1位なので②を満たします。
つまり8位以上でファイナル出場が決定します。
女子シングルポイントランキング(第5戦終了時)
順位 | 名前(国) | USA | CAN | FRA | CHN | RUS | JPN | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | アレクサンドラ・トゥルソワ (RUS) ファイナル進出 | 15 | 15 | 30 | ||||
2 | アンナ・シェルバコワ (RUS) ファイナル進出 |
15 | 15 | 30 | ||||
3 | ブレイディー・テネル (USA) | 13 | 9 | 22 | ||||
4 | 宮原 知子 (JPN) | 13 | 9 | 22 | ||||
5 | マライア・ベル (USA) | 11 | 11 | 22 | ||||
6 | エリザベータ・トゥクタミシェワ (RUS) | 11 | 11 | 22 | ||||
7 | エフゲニア・メドべージェワ (RUS) | 7 | 13 | 20 | ||||
8 | ユ・ヨン (KOR) | 11 | 9 | 20 | ||||
9 | 坂本 花織 (JPN) | 9 | 9 | 18 | ||||
10 | アリョーナ・コストルナヤ (RUS) | 15 | X | 15 | ||||
11 | 紀平 梨花 (JPN) | 13 | X | 13 | ||||
12 | アリーナ・ザギトワ (RUS) | 13 | X | 13 | ||||
13 | 樋口 新葉 (JPN) | 5 | 5 | 10 | ||||
14 | アンバー・グレン (USA) | 4 | 5 | 9 | ||||
15 | 本田 真凜 (JPN) | 5 | 4 | 9 | ||||
16 | エカテリーナ・リャボワ (AZE) | 7 | 7 | |||||
17 | ソフィア・サモドゥロワ (RUS) | 7 | X | 7 | ||||
18 | イム・ウンス (KOR) | 7 | X | 7 | ||||
19 | スター・アンドリューズ (USA) | 7 | X | 7 | ||||
20 | 横井 ゆは菜 (JPN) | 5 | X | 5 | ||||
21 | アレクシア・パガニーニ (SUI) | 0 | 4 | 4 | ||||
22 | ニコル・ショット (GER) | 4 | 0 | 4 | ||||
23 | キム・イェリム (KOR) | 4 | 4 | |||||
24 | 陳 虹伊(チン コウイ) (CHN) | 0 | 3 | 3 | ||||
25 | Yi Christy LEUNG (HKG) | 0 | 3 | 3 | ||||
26 | セラフィマ・サハノビッチ (RUS) | 3 | 3 | |||||
27 | レア・セルナ (FRA) | 3 | 3 | |||||
28 | カレン・チェン (USA) | 3 | X | 3 | ||||
29 | 白岩 優奈 (JPN) | 0 | 0 | 0 | ||||
30 | ベロニク・マレー (CAN) | 0 | 0 | 0 | ||||
31 | ガブリエル・デールマン (CAN) | 0 | 0 | |||||
32 | マエ・ベレニス・メイテ (FRA) | 0 | X | 0 | ||||
33 | カイラニ・クレイン (AUS) | 0 | X | 0 | ||||
34 | スタニスラワ・コンスタンティノワ (RUS) | 0 | 0 | 0 | ||||
35 | アリシア・パインオー (CAN) | 0 | 0 | |||||
36 | マリア・ソツコワ (RUS) | 0 | 0 | |||||
37 | 朱 易(シュ エキ) (CHN) | 0 | 0 | |||||
38 | エミー・ペルトネン (FIN) | 0 | 0 | |||||
39 | 山下 真瑚 (JPN) | 0 | X | 0 | ||||
40 | Yujin Choi (KOR) | 0 | 0 |
女子は混戦です。合計ポイント22点が4人います。
上位6名に入るためには①②③いづれかの条件を満たす必要があります。
①ポイント合計点が23点以上
②ポイント合計点が22点かつ最高順位が優勝
③ポイント合計点が22点かつ最高順位が2位かつスコア合計点が427.46点以上
アリョーナ・コストルナヤ選手の場合
・4位以上でポイント①の条件を満たします。
・5位だった場合には、最高順位が1位なので②を満たします。
つまり5位以上でファイナル出場が決定します。
紀平 梨花 選手の場合
・3位以上でポイント①の条件を満たします。
・4位だった場合には、最高順位が同じ2位なのでスコアが197.13点以上で③を満たします。
つまりスコアが197.13点以上で4位以上になることによりファイナル出場が決定します。
アリーナ・ザギトワ選手の場合
・3位以上でポイント①の条件を満たします。
・4位だった場合には、最高順位が同じ2位なのでスコアが211.39点以上で③を満たします。
つまりスコアが211.39点以上で4位以上になることによりファイナル出場が決定します。
紀平選手もザギトワ選手もファイナル出場のためには3位以上と考えたほうが良いのではないでしょうか?
達成できるとは思いますが、結構厳しい条件ではないでしょうか?
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