フィギュアスケートグランプリシリーズ第2戦カナダ大会が開幕しました。
気になる結果とスコア詳細を速報します。
女子シングルの注目選手は昨季GPファイナル女王の紀平梨花選手、シニアデビューした4回転ジャンパーのアレクサンドラ・トルソワ選手、平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ選手、韓国の新星でトリプルアクセルを跳ぶユ・ヨン選手、現地で交通事故に遭い怪我が心配される本田真凜選手です。
Contents
女子シングル 総合結果
ショート3位のアレクサンドラ・トルソワ選手が予定していた4本の4回転ジャンプのうち、3本を着氷させ、フリーで166.52点、SPとの合計で241.02点とし、最高記録を更新しして見事にグランプリデビュー初戦で逆転優勝を飾りました。
ショート首位の紀平梨花選手は、冒頭のトリプルアクセルで着氷が乱れ合計230.33点で2位となりました。
2位となった紀平梨花選手は合計230点を超えてのV逸に「新時代だなって」と笑みを見せて答えました。
ショート2位の韓国の新星、劉永(ユ・ヨン)は合計217.49点で3位となりました。
女子シングルSP結果 スコア詳細は すぐ下にあります。
女子シングルSP結果 スコア詳細
昨季GPファイナル女王の紀平梨花選手がトリプルアクセルも決め81.35点で首位発進しました。ユ・ヨン選手(韓国)もトリプルアクセルを決め78.22点で2位、3種類の4回転を操るアレクサンドラ・トルソワ選手(ロシア)は74.40点で3位、平昌五輪銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ選手(ロシア)はジャンプミスが目立ち62.89点で6位、22日に現地で交通事故に遭った本田真凜選手は59.20点で10位という結果でした。
SP1位 紀平梨花選手(日本)
冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はGOE(出来栄え点)で2.86点の加点を引き出す完璧なジャンプでした。
続くフリップ-トゥループの2連続3回転、後半の3回転ループも着氷し、納得のジャンプでした。
引用;産経デジタル 撮影:門井聡
SP2位 ユ・ヨン選手(韓国)
韓国選手権で3度優勝してキム・ヨナの後継者とも言われる15歳の劉永(ユ・ヨン)が78.22点でショートプログラム(SP)2位発進となりました。
韓国女子シングル選手として史上初となるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を国際スケート連盟公認大会で成功させました。
フリーの滑りにも注目ですね。
SP3位 アレクサンドラ・トルソワ選手(ロシア)
冒頭の2回転半、3回転フリップ、ルッツ-ループの2連続3回転を完璧に決めましたが4回転が無いショートでは3位という結果でした。
フリーの4回転ジャンプ3種類で巻き返しを期待します。
今年復活を目指す本田真凜選手は、非公式練習後にホテルへ戻る途中に交通事故に巻き込まれました。
乗車していたタクシーが前方の車両に衝突し、後方の車両からも追突を受ける事故でした。本田選手は右すねを打撲し額も打ち、救急車で運ばれたましたが、診察の結果から出場すること決断しました。
冒頭のループートゥループの2連続3回転はトゥループで回転不足となりました。
続く3回転フリップは2回転になり、後半の2回転半は成功させましたが59.20点で10位となりました。
女子シングルFS結果 スコア詳細
ショート3位の注目の15歳アレクサンドラ・トルソワ(ロシア)がフリー、合計ともに世界最高記録を更新する166.52点、241.02点で見事に逆転優勝しました。
ショート1位の紀平梨花選手は合計230.33点でしたが、残念ながら逆転を許し2位となりました。
FS1位 アレクサンドラ・トルソワ選手(ロシア)
冒頭の4回転サルコーは転倒しましたが、その他のジャンプはすべて着氷しました。
フリーは4回転4本の高難度構成ですが、4回転を3本着氷させ、合計241.02点でショート3位から見事に逆転優勝しました。
引用;ISU Figure Skating Twitter
FS2位 紀平梨花選手(日本)
フリーに組み込んだ冒頭のトリプルアクセルで着氷が乱れ単独ジャンプになりましたが、2本目のトリプルアクセルをコンビネーションジャンプにして、その後は大きなミスなく滑りました。
合計で230点を超えるハイスコアですが、3種類の4回転ジャンプを4本組み込んだ高難度のプログラムで攻めるトゥルソワ選手に圧倒され、2位という結果でした。
FS3位 エフゲニア・メドベージェワ選手(ロシア)
ジャンプミスが続きショート6位に沈んだメドベージェワ選手ですが、フリーでは元世界女王の意地を見せて冒頭の3回転ルッツでは減点があったものの、その後はミスなく持ち前の演技力を駆使しながら146.73点の3位でした。
FS4位 ユ・ヨン選手(韓国)
韓国の新星、ショート2位のユ・ヨン選手は、冒頭のトリプルアクセルでミスがありましたが、その後は大きなミスはなくフリーは139.27で4位、合計では217.49点で見事に3位表彰台です。
実は、ここ2週間で2度も救急車で運ばれた本田真凜選手は、バスで出発する30分前までフリーの棄権も考えていたそうです。
フリーは120.06点と自己ベストに近い得点をマークし、合計179.26で6位となりました。
「棄権を選択する勇気がなかった。心から試合に出てよかった」と結果的には高得点をマークし、安堵感の笑みを浮かべています。
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