フィギュアスケートグランプリシリーズ第3戦フランス大会が開幕しました。
気になる結果とスコア詳細を速報します。
男子シングルの注目選手は、なんと言ってもネイサン・チェン選手と宇野昌磨選手の直接対決です。
第1戦アメリカ大会で危なげなく優勝したネイサン・チェン選手。
さらに強くなることを目指し今年から独立して練習環境を一変させた宇野昌磨選手。
この昨年から無敵に強さの世界王者のネイサン・チェン選手と心機一転さらに上を目指す宇野昌磨選手との直接対決には目が離せません。
Contents
男子シングル 総合結果
世界選手権2連覇中のネイサン・チェン選手がショート、フリーともに1位の合計297.16点で第1戦スケートアメリカに続いて第3戦フランス大会も制してグランプリ2連勝で、シリーズ上位6人で争われるファイナル（12月5～7日・トリノ）進出を決めました。
ネイサン・チェン選手との直接対決が注目された男子SP4位の宇野昌磨選手はフリーもジャンプの転倒が相次いで136.79点の9位とに精彩を欠いて実力を発揮できず、合計215.84点の8位に沈みました。
宇野昌磨選手はシニアグランプリ13戦目で初めて表彰台を逃しました。残念。
男子シングルSP結果 スコア詳細 はすぐ下にあります。
男子シングルSP結果 スコア詳細
ネイサン・チェン選手は単発の４回転ジャンプで「フリップを試したかった」と冒頭でルッツを跳んだＧＰ第１戦から演技構成を変更して後半に組み込みました。
SP1位 ネイサン・チェン選手（アメリカ）
ネイサン･チェン選手はSP首位も納得していません。
トリプルアクセル（３回転半ジャンプ）の着氷でエッジ（刃）が滑って氷上に両手をつき、「ちょっと驚いた。順位には満足しているが、演技が少し不安定だった」と話していました。
SP2位 アレクサンドル・サマリン選手（ロシア）
SP3位 ケビン・エイモズ選手（フランス）
SP4位 宇野昌磨選手（日本）
今季初戦の宇野昌磨選手は、冒頭の4回転フリップは綺麗に決めましたが、その後のジャンプで2度転倒し、精彩を欠いて79.05点の4位となりました。
本人曰く「一言でいうなら、良くなかった。気持ちがマイナスに向いていた」との事です。
男子シングルFS結果 スコア詳細
FS1位 ネイサン・チェン選手（アメリカ）
グランプリ2連勝でファイナル進出を決めたネイサン・チェン選手は、『結果には満足だが、ミスもあったので修正が必要。』そして『（宇野）昌磨はファイター。必ず戻ってくる。』とエールを送ってました。
FS2位 ケビン・エイモズ選手（フランス）
FS3位 アレクサンドル・サマリン選手（ロシア）
FS9位 宇野昌磨選手（日本）
宇野選手は冒頭の４回転サルコー、４回転フリップミスが続き、安定感があるはずのトリプルアクセルまでミスをして計3回も転倒してしまいした。
フリー自己ベスト（１９７.３６点）、合計自己ベスト（２８９.１２点）には遠くばない、本来の実力を発揮できないままフランス大会は終わりました。
今季コーチ不在という特別な環境の宇野選手は、得点を見るキス・アンド・クライにひとりで座り、涙を流していました。
どれだけミスをしても最後まで諦めずにいけた。歓声がなかったら（演技後に）泣くことはなかった。いつもなら（観客に）すみません、申し訳ないだけど、ありがとうと伝えたい。
宇野昌磨選手には早く立ち直り、本来の伸びのある綺麗な滑り、キレのあるジャンプを観たいものです。
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