すでに皆さんは、女優の松居一代さんの書類送検の報道をご存知だと思います。
ここでは、SNSで誹謗中傷されたときに、どのようにすればいいのか?
このような場合に、ついて調査してみます。
報道の概要
女優の松居一代さんが、元夫で俳優の船越 英一郎さんをSNSで中傷したとして、警視庁は、松居さんを名誉毀損(きそん)の疑いで書類送検した。
松居さんは、元夫で俳優の船越 英一郎さんをSNSで中傷したとして、船越さんから名誉毀損の疑いで告訴されていた。
警視庁は、松居さんから任意で事情を聴いてきたが、22日、名誉毀損の疑いで、東京地検に書類送検した。
松居さんは、「わかりました」と話したという。
引用;ホウドウキョク
出典;ホウドウキョク
SNSで誹謗中傷したことによる書類送検
送検容疑は昨年7月ごろ、ブログや投稿サイトに、船越さんの名誉を傷つける内容の動画を掲載した疑いということです。
北沢署は昨年9月に船越さん側の告訴状を受理し、今年5月から松居さんを任意で事情聴取していたそうです。
誹謗中傷されたときの対策は?どうすればよい?
みなさんも利用していますが、インターネットの利用人口は大変多く、日本国民のほとんどすべてがインターネットを利用していると言ってよいでしょう。
そして、インターネットの匿名性や情報発信の容易さから、個人の名誉を傷つけたり、差別を助長したりする表現等、人権に関わる様々な問題が発生するようになってきました。
誹謗中傷に関する書込みは、当事者の心を深く傷つけるものです。
そして、内容によっては名誉毀損等に当たるものもあります。
誹謗中傷などの対策として、
問題のある書き込みを削除したい時は、本人もしくは関係者がサイトの管理者やプロバイダに削除を要請します。
掲示板等のコミュニティサイトには必ず管理者がいるのです。
書き込まれた発言を削除できるのは、管理者になりますので、発言の削除を希望する場合は、まずはこの管理者に削除要請を出すことになります。
まれに、この管理者そのものが不在となっていることもあります。
そうした場合は、プロバイダやホスティング・サービス等運営元に交渉するという方法になります。
また、削除方法を含め独自なルールや規定で運営されている掲示板もありますので、それぞれの削除に関するルールや取り決めなどをよく参照してから、慎重に行ってください。
その際は掲示板等のトップページにある「利用規約」を熟読されることをお勧めします。
感情的に訴えても良くないので、慎重に行動をしてくださいね。
誹謗中傷は逮捕につながるのか?
それでは、誹謗中傷が必ず逮捕につながるのでしょうか?
インターネット上の掲示板はたくさんあります。
もっとも有名なのは、「2ちゃんねる」ではないでしょうか?
また、「Yahoo知恵袋」や「教えてgoo」なども、この掲示板に当てはまります。
その他にも、会社に関係するものとしては、転職系の掲示板や、業界系の掲示板があります。
誰もが、気軽に書き込めるのが、これらの掲示板ですが、誹謗中傷となる情報を書き込んだ人が、逮捕につながることになるのでしょうか?
結論としては、その可能性は十分にあると思われます。
ネット上で他人を誹謗中傷する行為は、犯罪に当たる場合が多くあります。
具体的には刑法230条第1項の名誉毀損罪や、刑法231条の侮辱罪といった犯罪に当たる可能性があります。
ネット上で、匿名だから、責任を追及されることはないという甘い考えで、悪質な誹謗中傷を投稿している人もいるかもしれません。
しかし、告訴などにより捜査が始まると、警察からの捜査令状に基づいて、プロバイダーは捜査に必要な個人情報を提供することになります。
捜査が始まれば、投稿をした個人を特定するのは難しいことではありません。
なので、場合によっては逮捕につながることもあり得るということです。
まとめ
まず、誹謗中傷は良くないので、媒体が何であろとも止めましょう。
刑法230条第1項の名誉毀損罪や、刑法231条の侮辱罪といった犯罪に当たる可能性があります。
つぎに、誹謗中傷されたとこは、感情的にならずに(難しいですが、無理かもしれません)
問題のある書き込みを削除するように、本人もしくは関係者がサイトの管理者やプロバイダに要請しましょう。
それでも駄目なら、弁護士や警察に相談しましょう。