シンクロナイズドスケーティング、という競技を知っていますか?
ドリーム・オン・アイスなどのアイスショーや世界選手権のエキジビションをご覧になった方は演技を観たこともあるのではないでしょうか?
ただ一般的なフィギュアスケートファンの間ではまだまだ未知の競技といった印象だと思います。
しかしながら北米、ヨーロッパを中心とした海外、特に強豪国であるカナダ、フィンランドなどではポピュラーな競技として人気があります。
近い将来、オリンピック正式種目への採用を目指している注目の競技でもあります。
この注目競技のシンクロナイズドスケーティングを紹介します。
シンクロナイズドスケーティングの魅力
シングルと違って人数が多いことから、迫力、スピード感があります。
それが大きな魅力です。
シンクロナイズドスイミング、新体操の団体演技、それをスケートで行うもの
ジャンプだけではなく、隊列組んで人と人の間を通り抜けるのもシンクロナイズドスケーティングの醍醐味です。
筆者もテレビで見たことがありますが
大人数で隊列を組んで形を変えて交差したり
全員の動きがピッタリそろっているところなど、とても見ごたえがありました。
オリンピック正式種目になれるか?
現在、ISUはシンクロナイズドスケーティングをオリンピックの正式種目にしたいと考えています。
IOCから認められるためにはよりレベルの高い競技にしなければなりません。
そして年々、その内容はハイレベルになってきています。
以前は、選手同士が手をつないで円を作る、列を作る、車輪のように回転する、選手と選手の間をすり抜ける、などの要素が主でした。
現在はフィギュアスケートのペア、アイスダンス、そしてシングルのエレメンツも要求されるようになってきています。
四人一組でのリフト、ペアのデススパイラル、アイスダンスのステップ。
そして“クリエイティブ”というエレメンツには、ジャンプ、スピンも含まれます。
一昔前とは別物とも言えるほど、より競技性の高いものに変貌を遂げつつある最中です。
2022年、北京オリンピックでの正式種目採用を目指していますが
現状はその見通しは決して楽観できるものではないようです。
シングルやペアの競技とはまた違ったとても見ごたえのある競技なので
オリンピック種目に採用されて
たくさんの人がその魅力に触れられるようになるとよいですね。