エテリ門下生から4回転ジャンパーが続々と生まれています。
まさに女子4回転時代の幕開けです。
4月26日に誕生日を迎えたばかりの13歳カミーラ・ワリエワ選手(ロシア)が4回転トウループ―3回転トウループを練習で着氷するシーンを、指導するエテリ・トゥトベリーゼ氏が動画付きで公開しました。
ワリエワの4回転トウループ―3回転トウループ
滑走するのはワリエワ選手が鋭く踏み切ると、細身の体で高速4回転トウループを着氷させると、続けて両手を挙げながら3回転トウループを披露しました。
練習とはいえ、13歳ワリエワにしてやってのけた圧巻の「4T-3T」です。
エテリ門下生では、今までにシェルバコワ、トルソワ、アカチエワらジュニア世代の選手が続々と4回転を決めています。
そして今度はワリエワ選手も“4回転グループ”に仲間入りしました。
『トゥトベリーゼ氏がワリエワを2022年北京冬季五輪の主要な金メダル候補者として見ているのは明白だ』と1月にロシアメディアが伝えています。
ザギトワ選手に続いて門下生の五輪連覇に期待が寄せられています。
海外ファンの反応
この圧巻のジャンプを目の当たりにした海外ファンから
「彼女は2022年の北京に出場できるの? 次の五輪女王だ!」
「ショック。ノーコメント」
「左足が体から切り離れているみたいに見える」
「信じられない」
「ありえない! 最高のコーチ!」
「オーマイゴット」
「凄く上手」
などとコメント欄で感嘆の声が漏れています。
エテリ・トゥトベリーゼ氏が今季最高と評するプログラム
あのエテリ・トゥトベリーゼ氏が今季最高だと見なすプログラムを明らかにしました。
驚くことに選ばれたのは五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手の演技ではありません。
選ばれたのはカミラ・ワリエワ選手(13)がパブロ・ピカソ作「玉乗りの少女」をイメージした演技だったのです。
ワリエワ選手のショートプログラム(SP)は実際に「玉乗りの少女」と名付けられています。
プログラムの音楽は映画『クリムゾン・ピーク』で用いられたフェルナンド・ベラスケス氏のものです。
今季のモスクワ杯に参加してワリエワ選手は一躍脚光を浴びました。
このプログラム「玉乗りの少女」で彼女は73.45点をマーク。
演技中、ワリエワ選手は3回転フリップ、ダブルアクセル、そして3回転ジャンプと3回転トゥループの連続技を決めています。
まるでクラシックバレエのようなエレガントでダイナミックな舞いで観るものを魅了します
リプニツカヤの代名詞だったキャンドルスピン。
長~い脚。
広い関節の可動域と手足の長いスタイルを生かして、しなやかに。
伸びやかに。優雅に。
エレガントな滑りで魅了します。
プロフィール
所属 | サンボ70クリスタル |
コーチ | エテリ・トゥトベリーゼ |
コーチ | セルゲイ・ドュダコフ |
振付 | ダニイル・グレイヘンガウス |
出身地 | カザン |
生年月日 | 2006/4/26 |
まだ13歳になったばっかりです。
パーソナルベストは(国内)212.97です。
来期はジュニアとして国内・海外の大会でタイトルを総なめにするかも知れませんね。