気象庁は、群馬県の草津白根山の噴火警戒レベルを再び引き上げました。
観光名所草津白根山の湯釜付近で火山性地震が増えたことから、噴火警戒レベルを火口周辺の立ち入りを規制するレベル2に引き上げました。
火口からおよそ1kmの範囲において、噴火による噴石を警戒するように呼びかけています。
ここでは、安全第一に草津白根山の火山警戒レベルと、安全になったら是非観光してもらいたい草津白根山の素晴らしさを紹介します。
Contents
火山警戒レベル
気象庁から発表されている火山活動の状況を必ず確認しましょう。
2018年9月末時点では、火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)です。
【白根山(湯釜付近)】
湯釜火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。【本白根山】
本白根山の火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意してください。引用;気象庁の火山活動の状況(草津白根山)
観光道路は再び通行止め
火山警戒レベルの引き上げに伴い地元の草津町は火口からおおむね500mとしていた立ち入り規制の範囲をおおむね1キロに拡大しました。
再び群馬県は、群馬と長野を結ぶ観光道路「志賀草津道路」の火口に比較的近い8.5キロの区間を通行止めにしました。
この志賀草津道路は、1週間前の今月21日に火山警戒レベルが1に引き下げられたことにより待望の日中通行が可能になり、29日からは終日通行できるようになる予定でしたが、逆に通行止めとなってしまいました。
本白根山の噴火(2018年1月28日)の様子
2018年1月23日に噴火したときに草津白根山の本白根山(群馬県草津町)の鏡池付近で発生した約3000年ぶりに噴火したときの様子です。
草津白根山ですが、過去には1983年に水蒸気噴火、2014年以降は火山ガス由来の成分の濃度上昇が続いており火山活動が活発化していました。
最近は噴火なので警戒する必要がありますが、草津白根山は湯釜など素晴らしい観光ポイントなのです。
安全になったら是非、行ってみたいところです!!
草津白根山の観光ポイント
まず、基本情報ですが草津白根山は、北関東の群馬県吾妻郡草津にある活火山です。
標高は2,160mあり、正式名称は白根山ですが、他にも数多くある白根山と区別するため地域名「草津」を冠した草津白根山の名で呼ばれています。
アクセスは首都圏から考えると関越自動車道練馬ICより約3時間半なのでギリギリ日帰り圏内と言えるのではないでしょうか?
駐車場へのアクセス
標高2,000mを超えた山頂付近まで国道が伸びていて駐車場もあるので、子どもからお年寄りまで気軽に高山ハイキングが楽しめます。
その駐車場は山頂のレストハウスと標高1,400m付近のロープウェーの駅付近の2か所あ
ります。
ロープウェイの駅付近の駐車場は無料です。
山頂へはロープウェイを使用します。
※ロープウェイの運用状況も最新の情報を確認してください。
この白根火山ロープウェイは、片道運賃と往復運賃の2種類の料金設定があります。
ロープウェイの料金
大人 | 小人 | |
片道 | 900円 | 450円 |
往復 | 1500円 | 750円 |
山頂の草津白根駐車場の料金
車種 | 二輪車 | 乗用車 | マイクロバス | 大型バス |
---|---|---|---|---|
利用料金 | 200円 | 500円 | 1,000円 | 2,000円 |
※1日1回有効、消費税込
※長さ5m以上の乗用車は、マイクロバス料金の扱いになります。
お客様の安全を最優先に検討された結果、白根山駐車場は閉鎖されております。
その他、白根レストハウスの閉鎖、湯釜登山道などの歩道の通行が禁止されています。
※必ず規制情報については最新の情報を確認してください。
また、駐車場は冬期間中(11月中旬~翌年4月上旬)は、道路通行止めのため閉鎖します。
山頂の駐車場は数百台分の大きさがあるため夏の週末でも余裕を持って停められます。
大半の人はこの駐車場から湯釜展望台に登っていきます。(往復40-60分程度)
また山頂まで車でこれるからと、軽装での登山客もいますが標高の高さを考えると天気の急変に対応できず危険です。
登山する場合には、服装、食料など最低限の準備をしましょう。
草津白根山で有名な湯釜へのアクセス
草津白根山の火山湖である湯釜は神秘的なことで有名なスポットで、全国的にも有名です。
草津白根山の湯釜への行き方は二つあります。
①山頂の駐車場経由
湯釜付近にあるレストハウスまで292号線を使って行くことができます。
この山頂駐場までの道はとても見渡しが良くて気持ちよくドライブできます。
②ロープウェイ経由
ロープウェイにて山頂駅まで行きます。
山頂駅から湯釜までは徒歩で30分から40分くらいかかりますが、湯釜まで行く途中には「弓池」などすばらしい景色を見ることができますので
神秘的な湯釜
山頂の火口湖が湯釜であり直径300m、水深30mで美しいエメラルドグリーンの火口湖です。
この湯釜は世界一の酸性湖でPH1,2の濃度で魚も住めないほどの強度の酸性湖です。
まとめ
火山噴火警戒レベルにより入山できないときもあります。
しかし、湯釜も火山のおかげで出来た自然からの賜物です。
安全に観光できるようになりましたら、是非この素晴らし絶景をお勧めします。