まだ間に合うGWイベント「みずがめ座η(イータ)流星群」を見てみよう!

まだ間に合うGW「みずがめ座η(イータ)流星群」を見てみよう!                      

「5月7日の午前3時頃」が狙い目。

楽しかったゴールデンウィークも終わりますが、まだ楽しみが残ってます。

実は三大流星群(しぶんぎ座流星群・ペルセウス座流星群・ふたご座流星群)に次ぐともいわれる大型流星群の極大日(ピーク)が近づいています。

その流星群の名前は「みずがめ座η(イータ)流星群」です! みずがめ座η流星群は、日本からでは高度も低く、三大流星群に遅れはとりますが、南半球の中緯度帯(ニュージーランドなど)では年間最大の流星群なんです。

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  みずがめ座η流星群とは?

ハレー彗星が宇宙に残した“チリ”が、地球の大気圏に入ることで流れ星として、東の空のみずがめ座η星付近から、下から上に向かって光が のびる様子が観測される流星群なのです。

η(イータ または エータ)と読みます。これは星座の明るい星から順にα(アルファ)、β(ベータ)、……と順番に名付けられています。 η(イータ または エータ)はその6番目なのでおおよそ6番目くらいに明るい星ということになります。

流星群とはなんだろう?

流星(「流れ星」とも言います)とは、宇宙にある直径1ミリメートルから数センチメートル程度のチリの粒が地球の大気と激しく衝突し、 高温になってチリが気化するときに光を放つ現象なのです。

こう説明するとロマンが無いですね。

彗星(有名なのはハレー彗星)はこのようなチリの粒を彗星の通り道に放出していて、地球が彗星の通り道に残されたチリの密集地帯を通るときに流星(群)として見えます。

地球が彗星の通り道を横切る日時は毎年ほぼ決まっていますので、毎年特定の時期に特定の流星群が出現することになります。

この流星群は地上から見ると、星空のある一点から放射状に飛び出すように見えます。

このような流星が飛び出す中心となる点を「放射点」と呼び、一般には、放射点のある星座の名前をとって「○○座流星群」と呼ばれます。

みずがめ座の場合、時期によってみずがめ座η(エータ)流星群とみずがめ座δ(デルタ)南流星群があるので、星の名前で区別しています。

人気の流星群 1年の間には、なんと100以上もの流星群が活動をしています。

その中でも、1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」は、毎年定常的に多くの流星を見せてくれる流星群として知られていて、 「三大流星群」と呼ばれています。

みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

時期             極大      極大時の流星数/h

「しぶんぎ座流星群」   12月28日 -1月12日   1月4日頃      45

「ペルセウス座流星群」  7月17日 – 8月24日   8月13日頃     40

「ふたご座流星群」    12月4日 – 12月17日  12月14日頃     45

※国立天文台より引用

流星群観察のポイントとコツのまとめ

観察のポイント

①活動が活発な流星群が極大(ピーク)の時刻前後

②放射点が高い

③月明かりがない

④人工の明かりが少なく、空が広く見渡せる場所

見え方は雲量などの天候にも影響されるので、よく晴れた夜、なるべく上記の観察ポイントの条件が満たされたときに、多くの流星が見れそうです。

観察のコツ

①肉眼でぼんやり眺める

天体観測は望遠鏡のイメージが強いですが、流星を見るときは視野が広い肉眼(もちろんメガネ・コンタクトはOK)がお勧めです。

そして、流星は案外輻射点から離れたところにも現れます。一点をずっと見るよりも、ぼんやりと全体を眺めるのがコツです。

②赤いライトで目に優しく

暗い流星まで確認するためには、しばらく観測をして目を暗闇に慣らさなくてはいけません。

しかし、スマートフォンや懐中電灯を使うことで慣れた目が一瞬で元通りになってしまうこともあります。

そこで、スマートフォンや懐中電灯は赤いセロハンを貼っておくことで、目に優しく暗闇に慣れた目を維持できます。

③安全第一、気をつけて

観測は人口の明かりが少なく、空が広く見渡せる場所が良いのですが、明かりが少ない暗い場所は「危ない場所」であることもあります。

反射シール等を使い、見晴らしの良い車の少ない場所でも路上は極力避け、安全第一を心がけてください。

④暖かく、上着を追加しよう

星の観測をする場所、時間は、思いのほか気温が下がることがよくあります。この季節はまだまだ冷えます。

明け方は冷え込むことも多いので上着を一枚追加して暖かくしてください。

今年の観測は?気になる天気

ウェザーニューズが5月2日に発表した天気予報によると、6日夜から7日明け方は、低気圧や前線が通過する影響で、日本では北海道の北部を中心に 観測のチャンスが残っていますが、全国的には広範囲で難しい状況が予想されるとの事です。

それなら、こんな観測方法はいかがでしょうか?

ウェザーニューズは、1時間に50個程度流れるといわれているニュージーランド・テカポから生中継します。

そこで、このウェザーニューズのLIVE中継を見るという方法もあります。

星空を見る醍醐味には欠けますが、安全ですし、流星の数も多く見ることができるかも知れません。

◆ウェザーニュースLiVE「みずがめ座η流星群」

配信日時:2018年5月6日(日)23:00~25:00

配信メディア:ウェザーニュースWebサイト、ニコニコ生放送、YouTube Live、LINE LIVE、Periscope、FRESH!、Facebookライブ動画など各種動画サイト

【LINE LIVE限定特別番組】                                                                                     配信日時:2018年5月6日(日)20:00~23:00

まとめ

・GW最後にみずがめ座η(イータ)流星群がピークを迎える。

・東の空のみずがめ座η星付近から、下から上に向かって光がのびる様子が観測できる。

・観測は人口の明かりが少なく、空が広く見渡せる場所で、肉眼でボーっと眺める。        (まだまだ冷え込むので暖かい格好で)

・今年は観測するには広範囲で難しい状況が予想されるので、ニュージーランド・テカポから生中継を見るという方法もあります。

綺麗な星空、流星を、安全に気持ち良く、ゆったり観測してくださいね。

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